妊娠中に足の付け根が痛くて歩けないときの対応法|妊婦さんの施術ならうちだ整骨院へ
2022.01.18
最終更新日2024年5月14日
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こんにちは!佐賀市で妊婦さんに特化しているうちだ整骨院です!
今回は妊娠中の足の付け根の痛みは、多くの妊婦さんが経験する不快な症状の一つです。この痛みは、妊娠の進行とともにますます増すことがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。以下では、その原因や対策など詳しく説明します。
妊娠中の足の付け根の痛みの主な原因
妊娠中の足の付け根の痛みは、複数の要因によって引き起こされます。まず、妊娠後期になると、おなかの重みが増し、上半身が前方に傾く姿勢を取ることが増えます。この姿勢の変化により、腰や背中の筋肉に過度の負担がかかり、痛みが生じることがあります。
また、妊娠後期になると、赤ちゃんが骨盤内で成長し始めます。このため、骨盤やその周囲の組織が圧迫され、足の付け根に痛みを感じることがあります。さらに、妊娠中はホルモンの影響で骨盤周囲の靭帯が緩み、骨盤の関節や結合部分が開きます。これにより、痛みが増すことがあります。また、腰から足の裏にかけて伸びる坐骨神経が圧迫されることで、足の付け根に痛みやしびれが生じることがあります。
- 子宮が大きくなるにつれ、反り返るような姿勢になる
- 赤ちゃんが下がることによる圧迫
- 骨盤が開くことによる影響
- ホルモンバランスの変化による影響
- 坐骨神経痛による影響
妊娠中に足の付け根が痛くて歩けないときの対応は?
大きくなったおなかを支える腰や背中の痛みは、妊娠後期の妊婦さんを悩ませるマイナートラブルの筆頭ともいえるもの。足の付け根あたりがズキズキと痛んで歩くのもつらい……という人もいます。
妊娠中、日ごとに大きくなるママの子宮をしっかりと支えている骨盤。骨盤は1つの骨ではなく、複数の骨の集合体なのをご存じですか? 骨盤は、大きく分けて左右に広がる寛(かん)骨(こつ)と尾骨、仙骨の3つの骨が組み合わさってできており、周囲の靭帯や筋肉がそれをガードしています。
妊娠によりお腹が大きくなっていくと腰背痛や足の付け根の痛みは、こうした骨盤の構造と、お産に向けたママの体の変化に由来します。
子宮が大きくなるにつれ、反り返るような姿勢になる
おなかが大きく重くなってくると、体の重心が前方に移るため、立ったり歩いたりするときには上体を反らせてバランスを取るようになります。すると、腰や背中の筋肉に負担がかかり、疲れや痛みを感じやすくなります。腹筋が引き伸ばされて弱くなり、おなかを支える筋肉のバランスが崩れることも、腰痛の一因です。
赤ちゃんが下がることによる圧迫
妊娠36週ごろになると、赤ちゃんの頭はトンネル(産道)の入り口に向かって下降を始めます。その重みで骨盤や周囲の靭帯・筋肉が圧迫されると、腰や足の付け根あたりに痛みを感じるようになります。
骨盤が開くことによる影響
妊娠中期~後期になっていくと、赤ちゃんの頭はさらに下がってきて骨盤内に固定されます。この頃には骨盤周囲の靭帯が緩み、「仙腸関節(仙骨と腸骨の間にある関節)」「恥骨結合(左右の恥骨が靭帯でつながる箇所)」といった骨のつなぎ目が開いてきます。
これは、赤ちゃんが産道をスムーズに通過できるようにするための準備ですが、関節や結合部分が開くと腰全体が少し不安定になり、鈍くうずくような痛みを感じたり、足の付け根付近にズキズキと刺すような痛みを感じたりする人もいます。
分娩時の赤ちゃんと骨盤のイメージ
ホルモンバランスの変化による影響
骨盤周囲の靭帯が緩むのは、妊娠によって分泌が増えるホルモン(エストロゲン、プロゲステロン、リラキシン)の影響と考えられています。これらのホルモンは、骨そのものではなく、骨を支える靭帯に作用して関節や結合部分を開き、お産の準備を整えるのです。
坐骨神経痛による影響
腰のあたりから膝上まで伸びている坐骨神経が圧迫・刺激されて起こる「坐骨神経痛」の影響という場合もあります。坐骨神経痛が原因の場合は、腰痛が出たあと、お尻や太ももの後ろなどに痛みやしびれがあらわれます。
だれでも簡単にできる!足の付け根の痛み予防と対策
妊娠中の足の付け根の痛みを和らげるためには、いくつかの対策を取ることが重要です。まず、正しい姿勢を保つことが大切です。背筋を伸ばし、腰や背中に負担をかけないようにすることが重要です。長時間の立ち仕事や座り仕事は避け、適度な休憩を取るよう心がけましょう。寝るときは横向きになり、ひざの間に枕などを挟むことで、骨盤周囲の圧力を軽減します。また、骨盤ベルトや腹帯を使用することで、骨盤やおなかの負担を軽減し、痛みを和らげることができます。適度な運動も重要です。ウォーキングやストレッチなどの運動を行うことで、体の血行を促進し、痛みの軽減に役立ちます。
- 正しい姿勢を取る
- 寝るときは横向きでひざの間に枕を挟む
- 骨盤ベルトや腹帯を活用する
- お腹の張りや痛みが出たら安静に
なるべく正しい姿勢を取る
腰や足の付け根が痛くてつらいときは、決して無理はしないこと。長時間立ち続けたり、座り続けたりするのはNGです。おなかが大きいと、つい背中を反らせた姿勢を取りがちですが、それが痛みの原因になります。なるべく背筋を伸ばして、腰や背中に負担をかけないようにしましょう。座るときは、背もたれの真っ直ぐな椅子や辛い場合はクッションを使うなど、常に腰や背中をケアするよう意識してください。
寝るときは横向きになり、ひざの間に枕などを挟む
足の付け根が痛むと、足を開く動作がつらくなったり、寝返りを打つのも困難になったりすることがあります。「痛くて眠れない」ときには、寝具や寝る姿勢を変えてみると、楽になるかもしれません。具体的には、「硬めのマットレスに横向きに寝て、クッションや枕などをひざの間にはさみ、骨盤周りを安定させる」のがおすすめ。お風呂タイムではゆったり湯船につかり、腰や背中を温めるとよいでしょう。
骨盤ベルトや腹帯を活用しよう
骨盤ベルトや腹帯も、腰や足の付け根が痛む妊婦さんには心強いアイテムです。骨盤ベルトや腹帯で、おなかや骨盤周りをしっかり支えてあげると、痛みの軽減・予防につながります。着用するときは、おなかを締め付け過ぎないように注意してください。
おなかの張りや痛みが出たら安静に
腰や足の付け根の痛みに悩まされやすい妊娠36週以降は、赤ちゃんが出産に向けてスタンバイ状態になる時期でもあります。この頃には、陣痛の予行演習のようなおなかの張りや痛み(前駆陣痛と言います)を、頻繁に感じるようになります。しばらく安静にすると治まるようなら心配はいりませんが、「張りがだんだん規則的になってくる」「痛みがどんどん強くなる」などの場合は、かかりつけの産婦人科や産院に連絡してください。
前回妊娠時に腰や足の付け根に痛みが出た妊婦さんは要注意
うちだ整骨院で来院されている患者様たちと話しをしていると1人目妊娠のときに腰や足の付け根に痛みが出た人は、2人目以降も痛みが出る傾向が多いです。心当たりがあるママは、できるだけ姿勢をよくするよう意識したり、運動療法などを積極的に取り入れて、予防に努めるようにしましょう。
まとめ
うちだ整骨院では、妊婦さんの痛みや不快な症状に特化した施術を提供しています。柔道整復師 内田健太が、豊富な経験と知識をもって、妊娠中のママたちの健康と安全をサポートします。ご相談や施術のご予約はいつでもお気軽にお問い合わせください。
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